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MT4の自動売買は「EA(エキスパート・アドバイザー)」という機能を使って行います。初心者の方に向けてMT4自動売買「EA」のはじめ方を解説していきます。

MT4の自動売買とは

MT4の自動売買では

EA(エキスパート・アドバイザー)

という自動的に売買を行うプログラムを使って行います。通常の自動売買ソフトでは「ストラテジー」と呼ぶこともあります。MT4/MT5の場合は、「ストラテジー」のことを「EA(エキスパート・アドバイザー)」と呼びます。

「EA(エキスパート・アドバイザー)」には

  • 実勢レートがこの条件になったら、「買い」ポジションを持ちなさい。
  • 実勢レートがこの条件になったら、「売り」ポジションを持ちなさい。
  • 実勢レートがこの条件になったら、ポジションを決済しなさい

という命令が複雑にプログラミングされていて、これをMT4/MT5にセットすると、自動的にそのプログラムが実行されて売買が行われることになります。

MT4自動売買「EA」のメリット

世界中で数多くの「EA」が提供されていて、選択肢が豊富

10年以上も前にリリースされた取引プラットフォームのMT4が世界中の投資家に利用されている背景には

「EA」の開発が容易だから

という理由があります。投資家でも、少しプログラミングの勉強をすれば、簡単に自動売買プログラム「EA」を開発できることができるのです。

そのため、多くの投資家は、自分のトレード手法を、プログラミングして自分流の「EA」を開発して、自動売買をしているのです。

当然、自分用の「EA」を開発する人もいれば、販売用の「EA」を開発する人も出てくるため、

多くの国で「無料」「有料」問わず、何万という「EA」が販売・提供されているのです。

通常の自動売買システムでは、その選択肢は数百レベルですので、「EA」の何万、何十万という選択肢は圧倒的なことがわかります。

バックテストができる

MT4には「バックテスト」という機能がはじめから、付いています。

もし「EA」を、1カ月前に運用していたら、今はどのような収益になっているのか?

を実際のトレードデータに置き換えてシミュレーションすることができます。

過去のチャートデータが未来を約束するものではありませんが、「EA」の性能を推し量る上で重要なテストとなります。

「バックテスト」機能も、「EA」のメリットです。

MT4自動売買「EA」のデメリット

「EA」は玉石混交

「EA」は世界中で、何万、何十万個という数で販売・提供されているため、

性能が良い「EA」もあれば
性能が悪い「EA」もたくさんあります。

いろいろなデータ(バックテスト、フォワードテスト)を見ながら、自分で良い「EA」を見極める必要があるのです。「EA」の目利きの力が試されることになります。

MT4自動売買「EA」起動前の準備

「EA」を起動する前に準備が必要

「EA」を起動する前に準備が必要になります。

なぜなら、多くの「EA」は、24時間365日継続して稼働することで成果が出る仕組みとなっています。

  • 週一回は、パソコンの不調で「EA」が止まってしまう
  • 夏休みは、「EA」を停止する
    ・・・

ということになれば、想定していた収益がでないことになってしまうのです。

止めていた期間がマイナスの損益の期間かもしれませんが、止めていた期間がプラスの損益の期間かもしれないのです。

「EA」起動前の準備すべきことは

24時間365日継続して稼働するように、パソコン側の24時間起動を妨げる設定を解除すること

が必要になるのです。

1.更新プログラムの「自動更新」を解除

Windowsのパソコンでは、「Windowsの更新プログラム」が自動的にインストールされる設定になっています。

MT4で「EA」が起動しているときに「Windowsの更新プログラム」が動いてしまうと、パソコン自体が再起動されてしまうため、MT4自体が止まってしまい、「EA」も止まってしまいます。PCの前に投資家がいれば、再起動してすぐに対応ができますが、パソコンの前にいないケースも多いので、「Windowsの更新プログラム」の「自動更新」を解除しておく必要があるのです。

Windowsのコントロールパネルを開きます。

「Windows Update」をクリックします。

「設定の変更」をクリックします。

「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」から「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」に変更します。

2.スクリーンセーバーをオフにする

スクリーンセーバーも、一定期間パソコンの操作をしないと、自動的にスリープモードになってしまう機能です。スリープモードになれば、MT4の「EA」の動きも停止してしまうものが多いのです。当然、解除しておく必要があります。

デスクトップで右クリック「個人設定」を選びます。

右下の「スクリーンセーバー」を選択します。

「スクリーンセーバー」を(なし)に変更します。

その他

上記以外にも、自動的にパソコンが再起動されてしまうような機能・ソフト・ツールなどを利用している場合は、停止してから「EA」を起動させる必要があります。

MT4自動売買「EA」を起動する方法

今回使用する「EA」は、MT4にプリインストールされている「EA」です。

MT4には

  1. MACD Sample
  2. Moving Average

という2つの「EA」がプリインストールされています。

実際に動かす「EA」を入手・購入する前に、サンプルの「EA」で、「EA」を起動する方法を試しておきましょう。

1.ナビゲーターウィンドウの「エキスパートアドバイザ」を開く

今回は「Moving Average」を選択します。

2.「Moving Average」をドラッグしてチャートにドロップする

「Moving Average」の設定画面が表示されます。これはそのまま「OK」をクリックします。

3.「全般」の設定をする

タブの「全般」をクリックして、セイフティーにある

  • DDLの使用を許可する
  • 自動売買を許可する

の両方にチェックを入れ「OK」を押します。

DDLは、他のデータベースとの通信を行うものと考えましょう。

4.「パラメータ」の変更

タブの「パラメーターの入力」を選択すれば、「EA」のパラメーターの設定が可能です。よくわからない方はそのままの設定で利用しましょう。

5.メニューバーの「自動売買」をクリックします。

メニューバーにある「自動売買」アイコンをクリックすると「自動売買」アイコンが緑色の「ON」の状態になります。

6.自動売買の起動を確認する

チャートの右上の「にこちゃんマーク」のアイコンで確認します。

自動売買ON(笑顔)

自動売買OFF(しかめっ面)

7.自動売買の設定変更

途中で「EA」の設定を変更したくなった場合は、チャート上で右クリックして「エキスパートアドバイザ」→「設定」をクリックすると先ほどの設定画面が表示されます。

MT4自動売買「EA」を入手・購入する方法

「EA」の入手方法には、色々あります。

  • 掲示板などで無料で配布されているもの
  • 特定のFX業者の口座開設で特典として無料配布されているもの
  • 有料販売サイトで販売されているもの
    ・・・

など、様々なタイプがあるのです。

有料販売サイトで販売されているものが一番、情報量が豊富で、フォワードテスト(実際のリアルマネーでの取引結果の開示)なども、行われているため、信頼性が高い「EA」になります。

1.有料販売サイトで「EA」を購入する

日本での有名な「EA」販売サイトは

fx-on

テラス

があります。

今回は「fx-on」で「EA」を購入してみます。

1.「fx-on」にある「EA」を比較して購入する「EA」を決定します。

fx-on公式サイトはこちら

今回は「BlackPanther USDJPY」という「EA」を選びました。

優秀な「EA」の選ぶポイント
1.「フォワードテスト+含み損」をチェックする

フォワードテストというのは、実際にリアル口座で運用した運用成績のことです。バックテストでは、バックテストの数値を見ながら、「EA」を開発することができてしまうため、信頼性の乏しいのです。

また、フォワードテストで利益が出ていても、持っているポジションに含み損を抱えてしまう状態ですと意味がないので、「フォワードテスト+含み損」をでチェックしなければなりません。

2.6か月以上の稼働期間と100回以上の取引回数があるEAを選ぶ

「EA」の期間に注目します。「EA」のフォワードテストの稼働期間が短ければ「たまたま収益が高かっただけ」という可能性が出てきます。

安定した成績を出す「EA」を見つけるためには

  • 6か月以上の稼働期間
  • 100回以上の取引回数

という条件のクリアが望まれます。

3.最大ドローダウンをチェックする

ドローダウンとは

  • 累積損益がどのくらい減ったかを示す指標のこと

最大ドローダウンとは

  • 特定期間の中で累積の損益が一番落ち込んだときのドローダウンの割合のこと

を示します。

最大ドローダウンが大きければ大きいほど、それだけ資産が減る可能性があるということを意味しています。レバレッジ設定が高い海外FX業者などを利用している場合は、最大ドローダウンが小さくないと、強制ロスカット(ロスカットレベル)に遭ってしまう可能性があるので注意が必要です。

4.損切「ストップロス」設定をチェックする

損切用のストップロス注文の設定がされていない「EA」は注意が必要です。

含み損を抱えたポジションのみが損切できないので積みあがってしまい、利益が出たポジションのみ決済しているため、見た目だけは、良い収益曲線を描いてしまう可能性があるからです。

2.「カートに入れる」ボタンをクリックします。

3.「カート」に追加されます。

4.「レジに進む」をクリックします

5.「ソフトウェア利用規約に同意するに」にチェックします。

6.支払方法を選択します。

  1. 銀行振込
  2. カード支払い(VISA/MasterCard)
  3. カード支払い(JCB/AMEX)
  4. コンビニ決済

のどれかを選択します。今回は「カード支払い(JCB/AMEX)」を選択しました。

7.注文を確定します。

8.クレジットカード情報を入力します。

9.クレジットカード決済が完了します。

10.商品購入メールが送られてきます。

件名:【fx-on.com】商品をお申込み頂きまして誠にありがとうございます。
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商品名:BlackPanther USDJPY
個数:1
金額:14,800
合計金額:14,800 円
カード決済処理が正常に完了しますとダウンロードが可能となります。
各マニュアルを参照し、お手続きをお願いいたします。
詳細はダウンロードページよりご確認頂けます。

会員様ダウンロードページ
https://fx-on.com/asp/if/buy/members/download/

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11.ダウンロードページのリンクをクリックします。

https://fx-on.com/asp/if/buy/members/download/

12.「EA」の商品名をクリックします。

13.「商品ファイル」ボタンをクリックしてダウンロード

14.EAの入手が完了しました。

2.海外FX業者が無料で提供している「EA」を利用する

GEMFOREX

GEMFOREX

GEMFOREXは、FX自動売買ソフト(EA)の無料提供サービス「ゲムトレード」を提供しているGEM-TRADE Co.,Ltdが運営している海外FX業者です。

そのため、「ゲムトレード」で提供されている約150種類の「EA」がGEMFOREXの口座であれば、無料で利用できるのです。

3.海外FXサイトから無料EAを入手する

FOREX TSD

FOREX FACTORY

どちらも、英語サイトで掲示板の内容を日本語に翻訳して、「EA」を探す必要があるので、難易度は高めです。

MT4自動売買で入手・購入した「EA」をインストールする方法

入手・購入した「EA」は、MT4にインストールすることで、ナビゲーターウィンドウに選択肢として表示され、使えるようになります。

入手・購入した「EA」を使うためには、「MT4にインストールする」という手順が必要不可欠なのです。

入手・購入した「EA」の拡張子(ファイルのドットの後の英数字)は

  • .mq4
  • .ex4

というファイル名になっているはずです。

どちらでも問題ありません。「mq4ファイル」をMT4へインストールすると自動的に「mq4ファイル」がコンパイルされ、「ex4ファイル」が生成されます。

1.「mq4ファイル」を確認する

入手・購入した「EA」ファイルを確認します。今回は、購入した「3_ma_cross_alert_v3.mq4」というファイルを利用します。

2.データフォルダを開く

メニューウィンドウの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。

パソコンの中の「データフォルダ」が開きます。

「MQL4」→「Experts」と進みます。

ここに現在インストールされているEAのファイルがあります。

3.「EA」をインストールする

用意した「3_ma_cross_alert_v3.mq4」をドラッグ&ドロップで指定された「Experts」フォルダに入れます。

4.「MT4」を再起動する

MT4を再起動します。

5.「EA」のインストールが上手くいったか?確認する

「ナビゲーターウィンドウ」の「エキスパートアドバイザ」のところに「3_ma_cross_alert_v3」が追加されていればインストール成功です。

「Expert」ファイルにもコンパイルされた「3_ma_cross_alert_v3.ex4」が自動的に生成されています。これは確認する必要はありません。

まとめ

これでMT4の自動売買で必要な

  1. 起動前の準備
  2. 起動する方法
  3. 入手・購入する方法
  4. MT4にインストールする方法

が一通りマスターできたかと思います。今後、重要になるのは「優秀なEAの選び方」「資金管理」になります。基本を抑えて、次のステップに進みましょう。

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