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新規注文でポジションを持ったら、次は決済をしなければなりません。決済注文時に「指値注文・逆指値注文・トレイリング・ストップ」などの注文方法を選択できます。今回は「MT4決済注文の発注方法」について解説します。

MT4での決済注文の種類

1.成行注文

成行注文は、現在の為替レートで注文を決済する発注方法です。とくに設定は不要です。

2.指値注文

指値注文は、現在の為替レートよりも有利な指定価格で決済するする発注方法です。

3.逆指値注文

逆指値注文は、現在の為替レートよりも不利な指定価格で決済するする発注方法です。

「今よりも不利な価格で決済するか」というと、まだ利益を伸ばせそうな局面で、最低限の利確ラインを確保するときに使われます。予想した方向でトレンドが進んでいるときに「もうすこしトレンド通りに進みそうだが、万が一逆方向に動いても、最低限の利益は確保したい。」というときに今よりも不利なレートで利確決済をするということです。

4.トレイリング・ストップ

トレイリング・ストップとは、損失を最小限にする逆指値注文を高値(安値)の更新に合わせて、リアルタイムで修正する発注方法のことです。

予想したトレンドが更新していきそうなときに、高値(安値)の更新に合わせて逆指値注文の価格帯も、合わせて動く形になります。トレイリング・ストップでは、高値(安値)から逆指値決済の幅をpipsで設定します。

例えば

トレイリング・ストップを20pipsに設定しておけば

  • 101.10円 → 100.90円に下がったら利益確定
  • 101.30円 → 101.10円に下がったら利益確定
  • 101.50円 → 101.30円に下がったら利益確定
  • 102.00円 → 101.80円に下がったら利益確定

となります。

1.指値注文・逆指値注文で決済注文を発注する方法

ポジションを持った状態です。決済注文は設定されていません。

ターミナルウィンドウの決済注文を入れたいポジションの上で右クリックします。「注文変更または取消」を選択します。

注文画面が表示されます。注文画面の「注文種別」の「注文の変更または取り消し」になっていることを確認し、下に表示された「決済逆指値」と「決済指値」の値を入力できるようになっています。

逆指値注文の値を入力する

「現在値との差」を入れると自動的に「下段にコピー」のところに値が計算され、「下段にコピー」を押すと「決済逆指値」にも同じ値が入ります。

(「現在値との差」のポイントはpipsのこと(1ポイント=0.1pips)です。また、○○ポイント圏内の注文はできない設定となっています。)

「決済逆指値」に直接数字を入力することも可能です。

100ポイントを入れると今回のテストでは100.431になりました。入力すると青色の注文変更のボタンが有効になります。逆指値「ポジション○○のS/L(決済逆指値)を100.431、T/P(決済指値)を○○に変更する」ボタンをクリックします。

決済逆指値の設定が成功し、ターミナルウィンドウのポジションに「決済逆指値:100.431」が記載されています。

指値注文の値を入力する

同じように「決済指値」も入力します。

100ポイントを入れると今回のテストでは100.633になりました。入力すると青色の注文変更のボタンが有効になります。「ポジション○○のS/L(決済逆指値)を100.431、T/P(決済指値)を100.633に変更する」ボタンをクリックします。

決済逆指値の設定が成功し、ターミナルウィンドウのポジションに「決済指値:100.633」が記載されています。

現在レート100.539に対して、利益確定の「決済指値:100.633」と損切りの「決済逆指値:100.431」が設定されたことになります。

2.トレイリング・ストップを発注する方法

ポジションを持った状態です。決済注文は設定されていません。

ターミナルウィンドウのトレイリング・ストップを設定するポジションの上で右クリックして「トレイリング・ストップ」を選択します。

40ポイント~75ポイントが初期設定です。小数点以下:3桁/5桁のFX業者の場合は、1ポイント=0.1pipsですので、50ポイントに設定すれば5pipsの逆指値を入れるという意味になります。

デフォルトで表示されているポイント数以外を設定したい場合は「カスタム設定」を選択します。「カスタム設定」を選択すると自由にポイント数を入力可能です。この場合は最低設定が36ポイント(3.6pips)となっているため、これ以上狭いポイントでトレイリング・ストップは設定できません。

トレイリング・ストップを解除する場合には上記と同じ操作をしてから「無し」を選択します。これでトレイリング・ストップは解除されます。

まとめ

決済注文は利確、損切りをするための重要な発注方法です。ほとんどの投資家は成行注文で決済することは少なく、あらかじめ立てたシナリオに沿って、ポジションを持った段階で指値注文、逆指値注文を置いてトレードをするケースが多いのです。自分流のトレードルールを構築するために決済注文の設定は必要不可欠なものですので、理解するまでは何度も試してみて、身に着ける必要があります。

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